入学準備ガイド 小学校編

新学習指導要領でどう変わる? 〜 入学準備ガイド 小学校編



新学習指導要領でどう変わる?

 2011年度から新学習指導要領が本格的に施行されます。つまり2011年度の新1年生はちょうど『学び』が変わる節目に小学校に入学することになります。学習指導要領とは学校の指導内容やカリキュラムなどの基準になるもので、だいたい10年ごとに見直されます。では何がどう変わるのでしょうか?主な改訂を紹介します。

授業時数

 小学校の低学年で週2時間増加。1年生でも5時間授業を増やしている学校が多いです。学校によっては月に1度くらい土曜日に授業を行うところもあるようです。

改訂のポイント

 国際比較などで、日本の子供は「活用力(何かを用いて考える思考力)」の弱さが明らかになったため、「基礎力」「学習意欲」に加え「活用力」をつける授業内容になります。つまり習った知識を用いて活用する力が求められます。

 前回の改訂で難しいとして削除されていた学習内容が復活したり、学習内容の一部が低学年に移行され、算数・理科を中心に学習内容や学習時間が大幅に増えます。


【主な学習内容】

○12年生では理科・社会はなく「生活科」という科目になり、自然や社会に実際にかかわる体験的な学習が重視されます。

とくに算数は大幅に授業時間が増加。これまで2年生の学習単元だった「時刻の読み方」は1年生で学ぶ様になりました。さらには「算数的活動」という指導が方針として出されています。「算数的活動」とは『児童が目的意識をもって取り組む算数にかかわりのある様々な活動』と定義されています。つまり児童に説明させたり、絵を見て問題を作ったり、図や言葉で自分の考えを表現・説明するなどの活動を指導していきます。2年生ではさらに、それまで3年生以降に学んでいた「時間の単位」「長方形・正方形・直角三角形」などが移行され学ぶ単元が増加します。

3年生になると「理科」・「社会」が始まります。とくに理科は算数と同じくかなり強化されています。

5年生では「外国語活動」が始まります。『コミュニケーション能力の素地の育成』が重視され「話す」「聞く」などの音声中心の学習で英語に慣れ親しむ活動などから始まります。

 各教科で『言語活動』として「言葉の力」が求められています。自分で考え、表現する「思考力・判断力・表現力」が大切になってきます。これだけ色々な変化にしっかりついていくためにも1年生のうちから「人の話しをしっかり聞く」という習慣を身につけておきましょう。


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